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2023.07.1316:56

「あれこれ」星新一の場合

間下です。

今日は久しぶりに好きな本を再読したので、それについてかこうと思います。


「凶夢など30」

あまりにも勉強をしなさすぎた高校生の頃、仲が良くして頂いていた国語の先生が「馬鹿なんだから本でも読んどけと(優しい方でした)」本書を僕にくださり、そこから本を読む習慣ができた一冊。(勉強はしませんでしたが)


小中学生で読めてしまうような内容で400字詰め原稿用紙で10枚程度のSFショートショート作品。最初にこの本を紹介してくれたことで良かったなと思っています。



僕が星新一を読んで毎回、下を巻くポイントは、作風、語彙のフラットさ。

「特定の状況下ではこの行動をする」、「努力の方向って結局なんなの」などといったものへの皮肉を描く星新一の世界観や、通俗的な表現を徹底的に排除した構成や文体は、「人間味」というものの薄く非常に温度の低く間昼文章。その先に垣間見える「客観的本質把握能力」。それが非常に小気味よい。


本を読みたいと!考えているけれどもなかなか重い腰が上がらない方。
ビジネス書ばかりではなく肩をおろして本を読みたい方。

是非、星新一のSS読んで見てはいかがでしょうか!



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